【GWおすすめ】北海道・足寄町の“神秘の湖”オンネトーで、癒しの大自然旅を 

【GWおすすめ】北海道・足寄町の“神秘の湖”オンネトーで、癒しの大自然旅を 

4月も後半に差しかかり、いよいよゴールデンウィークが近づいてきました。今年の連休、どこへ行こうかと頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか? 
そんなあなたにおすすめしたいのが、“地方への旅“。観光地の喧騒から離れ、自然と静けさに身をゆだねる時間は、何よりのリフレッシュになるはずです。 

今回はその第1回として、北海道の内陸部に位置する「足寄町(あしょろちょう)」をご紹介します。知る人ぞ知るこの地で、あなただけの“特別な風景”を見つけてみませんか?  

北海道足寄町には、「神秘の湖」と呼ばれる湖があるのをご存じでしょうか。それは日本で最も古い国立公園「阿寒摩周国立公園」にある「オンネトー」です。雌阿寒岳と阿寒富士の両方を背景にした湖の景色は、湖底から湧き出す温泉の硫黄成分によって、時間とともに、澄んだ青・エメラルドグリーン・ダークブルーと色が変わります。 

また、晴れた日の早朝は、太陽の光に照らされ山肌が赤く染まった美しい「モルゲンロート」が、日が沈んでからは澄んだ満点の星空を堪能することができます。 

今回はそんな足寄が誇る大自然「オンネトー」の観光情報を調べていきます。 

オンネトー周辺散策路について 

オンネトーは4つのコースに分かれており、それぞれ1.5㎞~2.5㎞の道なりを散策することができます。展望台を行くコース、動植物を間近で楽しめるコースに加え、世界的にみても貴重なとある天然記念物が見られるコースもあります。 

  1. 展望台コース[距離(片道):2.3㎞・時間:40分] 

北西側に設置された展望テラスに加え、オススメなのが、丘の上に設置された展望台。オンネトー展望デッキ向いから出発し、少々きつい坂を800mほど登っていくと、いつもとは違う角度から雌阿寒岳とオンネトーを望むことができます。 

  1. オンネトー東岸コース[距離(片道):1.9㎞・時間:40分] 

じっくりとオンネトーの湖岸や森歩きを楽しみたい方にオススメなのが東岸コース。オンネトーの北岸からキャンプ場へと繋がる1.9kmの散策路です。湖を眺めながら、夏はハク サンシャクナゲの花を、秋にはイタヤカエデやナナカマドといった色とりどりの紅葉を楽しむことができます。 

  1. アカエゾマツ純林コース(雌阿寒温泉コース)[距離(片道):2.4㎞・時間:50分] 

雌阿寒岳の麓に湧き出す温泉が楽しめる「雌阿寒温泉」からオンネトーへと抜ける散策路も季節を問わず人気のコースです。約2.4kmという距離ですが、ミズバショウの自生する湿地から始まり、大きなアカエゾマツが自生する、原生的な森からマイナスイオンを感じることができます。 

  1. 湯の滝コース[距離(片道):1.4㎞・時間:30分]※写真5 

湯の滝は、オンネトーの南端にある駐車場から 約1.5kmの林道を歩いた先にある滝で、溶岩流の亀裂からその名の通り温泉が流れだしています。岩肌は黒く覆われていますが、その正体は乾電池などに使われる鉱石「マンガン」。マンガンは海底に形成されるのが主で、陸上での観察はまずできないレアメタルです。湯の滝は実は世界から注目される天然鉱床でもあるのです。 

おまけ 季節で楽しむオンネトー 

オンネトーは紅葉・黄葉の名所としても知らき、10月にベストシーズンを迎えます。晴れた日は写真のように湖の鏡面が黄葉を絵画のように美しく見せます。特に早朝に行くと湖面にさざ波が立ってなく、また青がきわ立ちより黄色が映えます。 

そして冬は、湖底の落ち葉などから発生するガスが水中で凍る現象「アイスバブル」が見られるかもしれません。12月上旬頃気候条件が揃うと凍った湖面の中に無数の気泡が閉じ込められた幻想的な風景が湖一面に広がります。 

まとめ
いかがでしたか?自然はありのままの姿が美しく、何も語らなくても四季の景色やその雄大さだけで訪れた人の心を満たしてくれます。オンネトーの美しい自然に癒されたい方は、ぜひ足寄を訪れてみてはいかがでしょうか。