玖珠町の教育について/玖珠町教育長

玖珠町の教育について/玖珠町教育長

玖珠町教育長インタビュー

玖珠志学塾を開設した大分県玖珠町教育委員会 秋吉教育長に、玖珠町の教育についてお聞きしました。

コミュニティ・スクールで小中高連携

玖珠町では2011年度から順次、小規模な4校を除く全ての小中学校に、学校運営に保護者や地域の声を反映する学校運営協議会【コミュニティ・スクール】を設置しました。
2015年度からは町内唯一の高校となった玖珠美山高校にも、高校では県内で初めて同制度を導入しています。
このコミュニティ・スクールを軸に小中高連携することで、義務教育や高等教育という区切りで考えず、「生まれたときから大学までを見通した教育」を町の特徴とし、2016年に開設した【公営塾 玖珠志学塾】を強みに、進学や就職にも強い学校として玖珠美山高校をアピールしていきたいと思います。
地元の中学生はもちろん、町外の子どもたちにも魅力を感じてもらえる高校になるよう、地域と一緒に支えていく考えです。

心の教育なくして学力向上なし

コミュニティ・スクールの導入で、保護者や地域の声を反映する仕組みができ、学校に関心を持ってもらえるようになりました。
地域が学校に目を向けてくれることで、生活指導もしっかりでき、低迷していた全国学力テストでも県内トップレベルに達しました。
また、子どもたちにも、地域の一員として、駅周辺の清掃活動に積極的に取り組むなど、「町の役に立ちたい」という意識が生まれました。
学力の向上は、心の教育なくしてはありえない。
今しかいない子どものために、今できる精一杯の教育をしていきたいと思います。